山口吉野の競馬

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天皇賞(秋)2019【結果・回顧・敗因分析】アーモンドアイ

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第160回天皇賞(秋)・G1
2019年10月27日 東京11R
芝2000m 良

 

 ★予想評価1位のアーモンドアイが1番人気で1着となりました。

1位→2位

馬連 920円
馬単 1,170円

www.yamaguchi-yoshino.com

 

レース傾向・トラックバイアス

馬場レベル(1~9):8(超高速馬場)

位置取り:前後の差はない

コース取り:内有利、外不利

 

出走馬の回顧点数・勝因敗因

●展開が向いた馬ほど点数が高く、出遅れと折り合いを欠いた場合に減点(10点満点)

  • 1着 アーモンドアイ 牝4 8点 中団インでロスなく運び、直線最内からよく伸びた。枠に恵まれたので楽勝だったが、もしアーモンドアイが16番枠で他の有力馬が2番枠だったら負けていた可能性もあるので、着差ほど能力が抜けているわけではない。安田記念は運が悪かったが、JCや今回はかなり運が良かった。
  • 2着 ダノンプレミアム 牡4 7点 好位馬群から伸びた。力負けの形だが、勝ち馬と枠が逆なら位置取りも逆になり、着差はもっと詰まっていただろう。
  • 3着 アエロリット 牝5 8点 押さずに淀みないハナで踏ん張る。叩いて良化し、左回りの高速馬場はベスト。2000mもこなせたが、1600m~1800mがベスト。
  • 4着 ユーキャンスマイル 牡4 7点 後方から直線外に出してよく伸びた。左回りの広いコースはベストだが、高速馬場の2000mにも問題なく対応し、強くなっている。
  • 5着 ワグネリアン 牡4 6点 2角で内に入れられずロスがあり、向こう正面で後ろ目馬群に入れてよく伸びた。ダノンプレミアムと枠が逆なら着順も逆になっていただろう。
  • 6着 サートゥルナーリア 牡3 5点 1馬身出遅れ、押してかなり掛かって好位インでロスなく運んでなだれ込み。叩き2戦目はテンションが上がりやすく、高速馬場よりはタフ馬場の方が良さそう。神戸新聞杯が緩い流れの楽な競馬だったので前に行ったのもつらく感じた可能性が高く、結果的には後ろから行った方が良かった。少なくともルメールならこの乗り方はしないだろう。
  • 7着 スワーヴリチャード 牡5 7点 やや掛かって後ろ目インでロスなく運んで伸びきれず。2400m前後の方が合うが、内枠で壁があってもこのペースで掛っているので、距離が延びると折り合いの不安が増す。
  • 8着 ウインブライト 牡5 6点 2角外でロスがあり、向こう正面で中団馬群に入れて伸びきれず。東京の高速馬場は合わないし、まだ完調でもなかった。
  • 9着 ケイアイノーテック 牡4 8点 後方インでロスなく運んで伸びず。内枠で溜める形は理想だったが、2000mはやや長い。
  • 10着 マカヒキ 牡6 5点 1馬身出遅れ、後方外でロスがあり伸びず。もっと時計が掛からないと厳しい。
  • 11着 ゴーフォザサミット 牡4 7点 やや掛かって後ろ目インでロスなく運んで伸びず。高速馬場なら2400m前後の方がいい。
  • 12着 スティッフェリオ 牡5 7点 押して2番手で失速。高速馬場や東京が合わないうえ楽逃げのあとではきつかった。タフ馬場や小回りハイペースなら巻き返せる。
  • 13着 カデナ 牡5 8点 殿インでロスなく運んで伸びず。もっと時計が掛かった方がいい。
  • 14着 アルアイン 牡5 2点 中団終始大外で相当ロスがあり、直線あまり追わず2点分減点。物理的に外枠が厳しかったこともあるが、本質的にも内回りや内枠の方が合うし、叩いて良くなるタイプなので悲観する内容ではない。
  • 15着 ランフォザローゼス 牡3 1点 やや掛かって後ろ目終始外でかなりロスがあり伸びず、あまり追わず3点分減点。外枠で乗りにくかったこともあるが、騎手もやる気がなかった。
  • 16着 ドレッドノータス セ6 6点 押して好位外でロスがあり失速。高速馬場の東京2000mは苦手で、タフ馬場や距離延長、小回りの方がいい。

 

回顧点数の詳しい説明・活用方法はこちら 

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