天皇賞（春）2022【レース回顧・勝因敗因分析】タイトルホルダー

第165回天皇賞（春）・G1

2022年5月日　阪神11R
芝3200ｍ・内　稍重

レース傾向・トラックバイアス

ややタフ馬場
前後の位置の差なし
やや内有利、やや外不利

回顧点数・勝因敗因

●展開が向いた馬ほど点数が高く、出遅れと折り合いを欠いた場合に減点（10点満点）

ペースは前後半のラップ差ではなく、以下のように表記しています

前不利：ハイペース
前有利：スローペース

1着タイトルホルダー牡4 58
8点横山和生 2番人気
押して外から単騎逃げに持ち込み、ロスなく運んで突き放した。道悪得意だし、逃げてスタミナを生かす理想的な状況を構築できた。高速馬場で上がりが速い状況になるとマイナス。

2着ディープボンド牡5 58
6点和田竜二 1番人気
押して好位外に付け、ロスあったが伸びた。距離延長ローテで時計や上がりが掛かる状況が合う。距離短縮ローテで時計や上がりが速い状況になるとマイナス。

3着テーオーロイヤル牡4 58
7点菱田裕二 4番人気
好位インから4角で勝ち馬を捕まえに行って踏ん張る。道悪のバテ合いの適性面で上位2頭に見劣ったが、折り合いに不安がなく安定感があって崩れにくい。

4着ヒートオンビート牡5 58
7点池添謙一 5番人気
後ろ目馬群から4角で内に入れ、直線外に出してそれなりに伸びた。道悪得意。3200ｍをこなせたのは収穫。折り合いに不安がなく、安定感があって崩れにくい。2400ｍ以上が合う。「メンコの効果で集中してた」（騎手談）

5着アイアンバローズ牡5 58
5点石橋脩 3番人気
前半やや掛かって中団イン。向こう正面で外に出してロスあり伸びきれず。内枠を生かせなかったが、カラ馬が邪魔になるリスクを避ける面があったので仕方ない。折り合いが課題。上がりが掛かる状況向きだが、本質的には2400ｍ前後の方がいいか。

6着マイネルファンロン牡7 58
6点松岡正海 14番人気
やや掛かって後ろ目インから4角で外に出して伸びきれず。道悪は得意だが、3200ｍをこなせたのは収穫。2200ｍ前後の方がいいだろう。

7着ロバートソンキー牡5 58
7点伊藤工真 10番人気
後ろ目馬群から外に出してあまり伸びず。壁を作って折り合えたのは収穫。2200ｍ前後の方がいいだろう。

8着ヴァルコス牡5 58

5点三浦皇成 17番人気
1馬身出遅れ。後ろ目外でロスありあまり伸びず。不器用な面があり、左回りの少頭数外枠が理想。「右回りだとコーナーでモタつく」（騎手談）

9着メロディーレーン牝6 56
7点岩田望来 16番人気
中団馬群で伸びず。右回りのタフ馬場は合っていた。

10着トーセンカンビーナ牡6 58
8点藤岡康太 18番人気
押したが殿。内をロスなく運んで直線馬群を突いて伸びず。条件は良かったので物足りない内容。

11着マカオンドール牡4 58
5点松山弘平 6番人気
やや掛かって後ろ目馬群。向こう正面で外に出してロスあり伸びず。3000ｍでも勝っているが折り合いに課題があるし、本質的には2400ｍ前後の方が良さそう。

12着ディバインフォース牡6 58
6点田辺裕信 12番人気
1馬身出遅れ。後方馬群から外に出して伸びず。不器用なので少頭数が理想。「落鉄して走りがバラバラになり力を出し切れなかった」（騎手談）

13着ユーキャンスマイル牡7 58
7点藤岡佑介 13番人気
後方インでロスなく運び、直線ややスムーズさを欠いて伸びず。衰えている。

14着クレッシェンドラヴ牡8 58
7点内田博幸 15番人気
押して前と離れた2番手で失速。道悪は得意だが、3200ｍは長そう。

15着ハヤヤッコ牡6 58
6点武豊 11番人気
後方外でロスあり伸びず。3200ｍは長そうだし、左回りの方が合う。

16着ハーツイストワール牡6 58
7点ルメール 7番人気
中団インで伸びず。道悪や右回りが響いたか。

17着タガノディアマンテ牡6 58
2点幸英明 9番人気
相当掛かって3番手。3角で後退し、他馬の邪魔にならないように大外を回ってかなりロスがあった。前走出して行ったあとの距離延長ローテという臨戦過程だったうえ、外枠で壁を作れない形になったのが敗因。折り合いと右にモタレる面に課題があるので、右回りの内枠で壁を作って内ラチ沿いを走れる状況が理想。「3角からずっと右にモタレて競馬がしづらくなった」（騎手談）

競走中止シルヴァーソニック牡6 58
川田将雅 8番人気
スタートで躓いて落馬。